梟のカムイ
Yarn on canvas(194X130,3cm)
nearika No 5




梟は知恵の神様として太古から敬われてきました。
アイヌ民族は梟をコタンコロ・カムイ(村の守り神)と呼び、
コンピューターで使われる「ふくろうチップ」は
梟の高性能情報収集、処理能力をヒントにつくられました。
長期記憶の貯蔵庫である側座核には、
無数の前世はおろか、生命誕生以前の膨大な記憶がしまわれていると言われます。
人は誰でも「賢者」なのです。
ただマザーコンピューターへのアクセス方法を忘れてしまった。
梟がわれわれの脳をひらき、
記憶の底に忘れ去られた知恵をよみがえらせてくれるかもしれません。
 フレームは、魔から護ってくれるアイヌ模様。
テーマは「思い出すこと」です。




脳をひらく。
右側がひたいで、左側が後頭部。
赤や黄色に見えるのが活動している部位です。
つまりこの絵では、右脳の側頭葉が活発に活動している。
 そこは創作のインスピレーションややトランス状態に使われる場所です 。




反対から見ると、白髪タコおやじの波動拳(笑)!
左右のグルグルは「純粋知覚の限界」と称される図形で、
マサチューセッツ工科大学のミンスキーとパペートが考案したもので、
左は2本の線、右は1本の線でできています。
動物進化の過程で生存に不必要な映像は「知覚」されません。
この線を指でたどれば、ふたつのちがいが「認知」されます。
人類の爆発的進化は、「認知」の領域に入り込んだことです。

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