第一弾『クリネックス天使の詩(うた)』


7月2日(日)南青山のBlueで行われた。
1、5mX1mのパネルの上部には丸い蛍光灯がとりつけられ、天使の輪をあわらしている。
白い額縁の左右からは、カラスの羽のはく製を白く染めたものが出ている。
6枚のパネルにはインドやネパールで買ってきたポスターがそれぞれ、
1 映画女優、
2 映画男優、
3 幼女、
4 幼児、
5、6美しい家と自然。
各パネルに15個ほど、小さな毛糸の帽子とリボンと精子のシミのついたティッシュが飛んでいる。
パネルの下にはクリネックスの箱が置いてあり、ズリセンティッシュが散らかっている。
壁には『美はわたしをイカせる』と書かれ、ほんのりとクリの花の臭いがたちこめていた。

一回の射精で発射された1〜6億個の精子は、たった一個の勝利を求めて子宮の中を泳いでいく。しかしズリセンによって出兵する兵士は億に1度の勝利もないティッシュの墓場へむかうのである。
浮かばれない精子たちの霊を弔い、迷わず成仏してもらうためにもこの展覧会をやり遂げなければ!
この作品のためにパネル6枚X各ティッシュ15個=90回のズリセン(マスターベーション)を行った。
それプラス第2弾で使われるポストカード100枚分+第3弾のキャンヴァス100枚分=300回のズリセンが必要なわけだ。1日1回だと300日(10ヶ月)もかかってしまう時間は3ヶ月しかない!1月のノルマは100回、1日最低でも3回以上。もちろんオレはグループ展、舞台美術、エッセイ、個展の準備と制作にかけずりまわっている。1日でもぬ けると次の日は6回の重労働が待っている。
高尚なる芸術のために、たった一滴でもむだにできない。まさにそれは“苦行”そのものだった。恋人とのセックスも枕元にキャンヴァスをおいて、イク時には顔射(顔面 射精の略)ならぬ“キャン射”をおこなった。
オレは世界でたったひとりの“オナニーを楽しめない男”だったにちがいない。

ライヴはお笑いカルトシンガー元気いいぞうのアブないコミカルソングと岡画郎のオーナー岡啓輔の『全裸オナニー舞踏』がみんなを楽しませてくれた。

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